
古今東西、女性の美しさを永遠に保ちたい願いは普遍のものです。たとえば、かのクレオパトラ、楊貴妃もそのために人のプラセンタを体に埋め込んでいたと言う話は、あまりにも有名です。今もスイスのアンチ・エージングで有名なクリニックには、プラセンタ治療を受けるために、世界中のVIPが訪れています。それでは、プラセンタとは何か? それは、胎盤と臍帯(さいたい)をいいます。このプラセンタが、若さを保つことは、古の時代から知られていました。しかしプラセンタは、お母さんのものではなく、受精卵つまり胎児のものなのです。お母さんは子宮を貸してあげているだけなのです。そういうわけで所有権は胎児にあります。胎児にとってプラセンタは、お母さんの子宮を借り、自分自身を成長させなければならない大事な宇宙基地みたいなものです。そこから、栄養、酸素を供給され、その他、成長に欠かせない成長因子の供給を受けるのです。

胎児が成長するためには、成長因子というものがなければなりません。その成長因子が胚細胞に作用して、胎児の分化成長が図られるのです。胎児が大きくなるためには、すべての臓器の成長因子が必要です。頭の先から足の先まで、余すところなくすべての成長因子が必要なのです。また、それを供給しているのが胎盤です。その成長因子の働きは、出産が終わっても温存されています。その成長因子一つ一つは、まさに、現在の最高峰の遺伝子技術をもって、その代表的なものをやっと作れる状態になってきております。しかしながら、すべてをカバーできているわけではありません。つまり、人間が自分の力で遺伝子技術を駆使して、同じものを作ろうとしても、到底プラセンタのレベルまでには至らないのです。このように、プラセンタは、人間そのものを作り出す力があるのです。

新生児は誕生後も自分でこの成長因子をしばらく作りつづけております。特に3歳までは、大量に生産しつづけているのです。しかし、10歳から13歳ごろになると、その成長因子は減少しはじめ、18歳を過ぎるころには急激に低下していきます。成人してからはほんの少し生産するにすぎないのです。つまり、老化とはこれら成長因子の生産能力の低下した状態ともいえるのです。このプラセンタのもつ成長因子だけを取り出して薬剤になったものがプラセンタ製剤で、医療機関にて治療を受けることが可能です。注射薬や内服剤もあります。化粧品の世界でもプラセンタ化粧品は数多く見かけることができます。中からと外からとプラセンタ製剤、化粧品を用いて、アンチ・エージング(抗老化)を図ることができるのです。
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