 仏像たちのソシキ
人間の社会に組織があり、社長からヒラ社員と階級があるように、仏像の世界にもいくつかの段階がある。山本氏はそれをざっくりと4つのグループに分けた。上から如来、菩薩、明王、天の順となる。 ※『仏像のひみつ』(朝日出版社)より転載 |
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無数にある仏像の種類を山本さんは、悟りを開いた「如来」、悟りを開き如来になるために修行をしている「菩薩」、密教の世界で最高の如来とされる大日如来の分身である「明王」、仏教以前の宗教の神「天」の4つに分類して説明した。本では、それぞれの最も基本的な特徴がイラストと併せて紹介されており、それをつかめば、読者は仏像に出会った時に、どのグループに属するかがわかる。
『仏像のひみつ』のもうひとつの顔ともいえるのがイラスト。川口さんの描く如来や菩薩は、かわいらしさと神々しさを兼ね備えている。実は、川口さんはこの本に関わるまでは、仏像や仏教についての知識はなく、イラスト完成までは試行錯誤の連続だったという。
「山本先生に最も特徴的な各グループの仏像を教えていただき、服装や髪型などをつかむようにしました。釈迦が悟りを開いた時の服装で一枚の布をまとっただけの如来や、昔のインドの貴族の衣装の菩薩など、わかりやすい要素だけを残し、最もシンプルな如来や菩薩のイラストが完成しました」
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